本物の革だけを追求し、タンナーと磨いた感性で未踏の領域を開拓する。

昭和43年、各種テープの製造販売業を主力事業に創業したハシモト産業（株）。半世紀以上に渡って、同社が突き詰めてきたのは「素材を活かしたモノづくり」です。「本物をつくるサポートを」という強い信念を持ち、協働するタンナーとひたむきに革と向き合ってきました。それはまだ、誰も挑戦したことのない領域にも及びます。妥協なく品質を追求し育て上げてきた、オリジナル皮革と革紐、そして加工技術は他の追随を許しません。現在ではさまざまな分野において、同社が欠かせない存在となっています。

同社の最大の特長は、創業当時から続く革紐の製造にあります。研究と開発、そして改良を重ねてうみ出したのは、幅一ミリの革紐でした。細いだけではなく、ひび割れも起きにくいという、まさに技術の結晶。そのノウハウは、さまざまな製品やテープに活かされています。多くのトップブランドに採用されるだけでなく、メーカーと協働で開発から手がけることも少なくありません。「他社ではつくらない物を、率先してつくるのがハシモト産業」と、言うは易し行うは難しを実現し、ラインナップのすべてをオリジナル製品で提供しています。

製造業から事業をスタートしたため、モノづくりの精神を根底に宿す同社。よい製品をつくるには、どんな素材が必要かを熟考し、商品を開発していきます。またそうした素材を最大限に活かすため、顧客に対する時間もまったく惜しみません。コミュニケーションを欠かすことなく、一枚からでも、最適な革をともに考えて供給しているのです。納得して購入し、製作してもらいたい。その一心で製作者に寄り添い、本物の革の魅力を持った製品をつくるためのパートナーとして、絶大な信頼を獲得しています。