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業界に貢献
(一財)日本皮革研究所の設立は、昭和13年。そこから皮革に関わるあらゆる研究や検査、試験を通して、業界の発展と消費者の生活に貢献してきました。また、コラーゲンにおいても、その権威性は揺るぎないもの。コラーゲンを水に溶かすことに成功し、広く応用されるための基礎を築きました。現在、皮革分野を専門とする研究機関は、日本では三箇所のみ。第三者機関として客観的に分析しながら、専門的な見地からトラブルの原因究明や、改善に向けたアドバイスなどを行い、各種メーカーや卸業のビジネスサポートに従事しています。
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客観的事実と研究者としての知見
同研究所で可能なのは、強度や色落ち、防水性、安全性、革の種類の判別といった、多角的な分析。日本エコレザー基準認定に必要となる14項目が網羅されているだけでなく、より厳格なヨーロッパの規格に適合しているかどうかまで検査できます。また、物性の客観的な評価に加えて、近年、重要視されている有害物質の有無なども、細かくチェック。それらを可能にしているのが、最新鋭の設備と、高い専門性を持った研究員たちです。頻繁に更新される海外の規格を学び、その対応方法に精通するために、日々取り組んでいます。
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生活に寄り添う革をともにつくるパートナー
中立的な立場から調査、分析、報告を行うその姿勢は、一見ドライにも見えますが、そうではありません。同研究所が目指すのは、つくり手に寄り添うパートナーとして、よりよい革づくりのサポートをすること。その実現に向けて、講習会などを開催し、調査結果や研究結果の公表も行います。市場に出る製品に使われる素材が、安全であるという証明は、消費者の信頼獲得に直結するもの。日本の皮革産業が発展を続け、世界的に評価されるものであるために、これからも大きな役割を担っていきます。