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名門の技術と魂を、自国にも受け継ぐ
イタリアに本社を構えるUNITERS S.p.A。そのアジア支社として、平成2年に創業したのが、ユニタスファーイースト(株)です。タンナーの家系に生まれた代表の中島氏が、革づくりを学ぶべく、ドイツに留学した際に出会ったのが、伊・ユニタス社の現社長でした。そこで習得したメンテナンス品と革の正しい扱い方を、日本でも広めたいという思いから、協働を決意します。姫路にある自社工場には、染色と縫製の職人が在籍。パールやメタリックなどの特殊加工の製品のリペアまで行える貴重な企業として、活躍しています。
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革を直すために、ジャンルをも超える
革や布製品のリペアやメンテナンスを手がける同社。扱う商材は、カバンや靴にはじまり、大型家具、自動車や飛行機の座席など広範囲に渡り、公共機関から依頼がくるまでに信頼が高まっています。「素材の進化に合わせて、技術も高めている」と語るのは、営業部の宮崎氏。『ユニタス』ブランドがもつ伝統と実績だけではなく、世界中の支社と情報を共有しながら、最新の革への対応力を高めることで、業界をリードする企業として、そのポジションを確立しています。
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使い手とつくり手に長い付き合いを
革製品は、素材がもつ特性上、リペアなどの際に同じ色を再現する難しさがあります。これまでは、職人の感覚や経験値、さらに集積されたデータによって、その問題を解決してきました。それらの情報がなくても、ほぼ完璧な色合わせを可能にするために同社が開発したのが『シャーロック カラーシステム』です。革に接触させて使うリーダーとスマホアプリを連動させることで、高精度のカラーマッチングが可能になります。お気に入りの革製品を、より長く使いたい。そういった消費者の思いに応えるために、培ってきたノウハウを惜しみなく提供しています。