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本場の感性を日本でカタチに
国内外の天然皮革を、バランスよく展開する相川商事(株)。自社工場を構えることで、販売のみならず、鞣しや加工までも手がけているのが特徴です。また、平成14年には、革の本場であるイタリアに支店を設立。それにより、伝統の技や最先端のトレンドを取り入れられるだけでなく、現地での検品や、タンナーと直接の対話が可能となり、より円滑な仕入れが実現しています。本場での取引の中で得た知識を、自社生産の革の開発へと活かすことで、唯一無二の存在へと成長を遂げているのです。
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持続可能性とデザインとの共存
同社において、半年ごとに発表される膨大な数の新作。それらはすべて、スタッフ一人ひとりが、革の可能性を模索する中でうみ出されたものになります。また、提案者となるからには、自身も革好きであるべきだという風土が根付いており、社内には革に関する無数の資料が用意されています。革をとことん愛する者が、つくる革。それは、自然がもたらした最高の繊維である皮革の魅力を余すことなく表現したものに他なりません。顧客からのオーダーだけにとどまらない、自社の開発競争こそが、幅広い提案力の源泉となっているのです。
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日本の革づくりが、海を超える日
平成30年には、それまで数十年に渡って、自社専属で稼働していた鞣し工場を引き継いだことで、より一層こだわり抜いた革を製造することが可能になりました。そして現在の目標は、自分たちが「最高である」と位置づけたイタリア産の革を、自社生産で超えること。つまり、世界で通用する革をうみ出すことです。それに向けて、環境基準も世界レベルへと高め、使用する薬剤なども一から見直しました。イタリアに拠点を構え、本場の品質を熟知している同社にとって、その実現は、そう遠くない未来になること、間違いありません。