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現地に入り込み、異国の地を開拓して
羊革の仕入れから加工、販売を軸に、明治33年に事業をスタートさせた(株)石井。そこから120年以上に渡って、皮革販売を手がけ続けています。その長い年月をかけて開拓された独自のルートから、高品質なインポート革を仕入れるだけでなく、ベルトテープや生地などの副資材を豊富に取り扱っているのも強みのひとつ。その中でも、インド産レザーの取引は90年以上の歴史を誇ります。気温が高い地域で育つインドのバッファローは皮下脂肪が少なく、他国の牛にはないキメの細かさが魅力です。
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対話によって築く高い品質と信頼
海外業者との取引においても、代理店を介すことなく、自社のスタッフが対応するのも同社のこだわり。また、既存の革を仕入れるだけではなく、現地のタンナーに細かくオーダーすることで、希望の仕上がりを実現していきます。これができるのは、皮革に関する深い知識と経験を有し、現地の職人たちと信頼を築きながら、ともに技術を磨いてきたからこそ。インドやイタリアをはじめとした多種多様なタンナーの革を、高い品質で安定供給ができる秘訣がここにあります。
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革を知り尽くし、なおその可能性を模索する
設立120年を迎えた今なお、同社における革への探究心は衰えることを知りません。常に各国のタンナーと協議し、革の特性や、工程による仕上がりの差、職人ごとの得手不得手などを把握することで、その圧倒的な知識量にさらに磨きをかけていきます。その姿は、多様な革、そして無数の業者と向き合ってきた結果としてたどり着いた、商人としてのプライドを感じさせるもの。革に対する悩みや疑問、製品にマッチするセレクトなどに自分なりの答えを持ち、いかなる状況においても最適解を導き出せるという揺るぎない自信を武器に、今後も仕入れ業者やメーカーとの信頼関係を育んでいきます。