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職人の業と魂に、革新の技術をプラス。
靴の一大産地として知られる神戸市長田。そこに本社を構える神戸レザークロス(株)は、長田地区の靴づくりを牽引するリーディングカンパニーとして、圧倒的な存在感を放っています。創業は昭和23年。今や一般的であるアッパーと底材との接着法を編み出すなど、新しい素材や工法の開発に挑戦し続け、時代に合わせたニーズに応える革新的なモノづくりを行っています。同社の理念とも言えるのが「クラフト&サイエンス」。モノづくりに従事する職人としての業や魂に、最新のテクノロジーをかけ合わせながら、顧客とともに新たな価値を提案・創造しています。
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モデリストがうみ出す「木型」という名の叡智。
クラフト&サイエンスという哲学が色濃く反映されているのが、「モデリスト」と呼ばれる職人がつくり出す木型。人間の足を形成する52本の骨の構造やそれぞれの役割を熟知するモデリストが、人間工学に基づいた理論と、美的センスの両面から、木を削っていきます。四人の専属モデリストが年間につくり出す木型の数は、なんと2000。すべてが自社工房でつくられ、一つひとつに培われた知見が入っています。
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技の編集と融合で、唯一無二のモノづくりを。
日本各地に点在する熟練の職人たちとの協業で、唯一無二の価値をつくり出すのも、同社の強み。50社以上の協力業者を選定し、それぞれが持つ技術を編集、融合させることで、顧客のニーズや細かいオーダー、さらには世界的に活躍するクリエイターたちの、奇抜な発想までをカタチにします。こうして、全国に散らばる多くの職人や工場、工房の協力を得られるのは、同社が有する長い歴史と、その中で貫いてきたモノづくりに対する真摯な姿勢や、革新的なチャレンジがあったからこそ。「困ったら神戸レザークロスに」と、シューズ業界の駆け込み寺として選ばれ続けるのもうなずけます。