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携わる人すべてを笑顔にするために
創業から80年近い歴史と伝統を持つ(株)久保柳商店に連綿と根付くもの。それは、若手社員が積極的に新商品を企画し、そのアイデアをどんどんと取り入れていく社風です。これまでも皮革やファッションのみならず、他業種の展示会にも足を運び、革と異素材との組み合わせを模索し続けることで、数々のコラボレーションを実現してきました。そうしてうまれた製品がリリースされることで、スタッフの意識が高まる。それがヒットすれば、関わったすべての人が笑顔になる。その好循環を目指し、今日もまた新たな挑戦を続けていきます。
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リスクを負ってまで、多様なニーズに応える
現在、同社が抱える在庫数は、200種1000色と業界の中でも異彩を放つレベル。依頼を受けてから、必要数をタンナーに発注するのではなく、ほとんどの革の小ロットからの即納が可能です。これは現在の皮革業界における主流には反する、リスクの多い手法と認識しながらも、今後さらに色数や種類を増やしていくとのこと。その結果として、革を求める層や、そのニーズが多様化する中でも「久保柳商店なら、求めている革がすぐに手に入る」という絶対的な信頼感の創出につながっているのです。
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皮革を扱う者の大いなる使命
同社が進めるすべての事業の根底に流れる思想。それは「生き物への感謝」に他なりません。現在、市場に出回っているレザーは、すべて食用として消費された生き物たちが体にまとっていたもの。毎日の食事を残さずに食べる大切さを伝えるように、革においても、隅から隅まで残らず使い切ること、そして、その仕組みを知ってもらうことが、皮革を扱うものの使命だと代表の一條氏は力強く語ります。食べることでうまれた副産物に、もう一度、命を吹き込み、それを愛用する。それこそが、生き物に対する感謝の心をカタチにする取り組みなのです。