Theme01
協業で、革を。自社にて、底材を
ミツワ産業(株)が、皮革販売業として創業したのは昭和6年。現在では天然皮革の販売に、底材の製造を加えた二つの事業を展開しています。同社で扱う革の八割以上は国産のもの。姫路や和歌山、そして都内に位置する、複数のタンナーとの協業体制を確立し、オーダーに適した商品を提供していきます。また底材の製造においては、完全自社生産体制を構築。その製造数は年間約60万足に及び、すべての工程をワンストップで行うことでうみ出される高い品質で、多くのシューメーカーから信頼を得ています。
Theme02
先を見据え、実直に。本質を追い求めて
クライアントからのオーダーの本質を、徹底的に探求する姿勢も、同社の強みのひとつ。サンプル品だけを見て最適な革を選ぶのではなく、常にその先を見据えた提案を行います。例えば、量産体制に入った際に、試作品と同じ品質を実現できるか。また、企画段階と生産段階での誤差をどこまで許容範囲内と見るのか。さらに、消費者の手元に届いた後も、長く、快適に使ってもらえるか。それらすべてを考慮しながら、お客様やタンナーと実直な取引を行い、よりよい革を供給できるよう、努めています。
Theme03
意匠も、機能も。一貫体制で叶えていく
底材の製造においては、国内トップクラスの規模を誇る同社。工場をまたいだ分業制が増える中、企画から完成まで、ワンストップで担います。現場では、多様なデザインや素材に対応するため、機械化が難しく、人の手による作業が必要不可欠。さらに、製品の意匠にも大きく影響する部分なので、美しさにもこだわらなければいけません。そこで同社では、自社工場に多くの職人を抱え、それぞれに優れた技を発揮できる体制を構築。高いデザイン性に加え、柔らかくて軽量、雨や雪の路面でも滑りにくいという機能性を有したオリジナル商品が特に高い評価を得ています。